車買い替え案内人この記事では、中古車が安くなる時期は4月?2026年の買い時と値引き術について解説します。
中古車を探していると、やっぱり一番気になるのは中古車が安くなる時期ですよね。
せっかく買うなら、3月の決算期や9月の中間決算といった大きな波、あるいは需要が落ち着く4月や5月のタイミングを賢く狙いたいところ。
1月の年式落ちやボーナス時期、お盆明けの市場の変化も無視できません。
そこで、この記事では、モデルチェンジの影響や軽自動車、SUVといった車種別の動向、さらには登録済未使用車を安く手に入れるコツまで、私がこれまでの買い替え経験で培ったリアルな視点でお伝えしますね。
読み終わる頃には、あなたにとってベストな買い時がはっきりと見えているはずですよ。
- 4月と5月の供給過多による価格下落のメカニズム
- 決算期を狙った値引き交渉で実質価格を下げるコツ
- 車種やカテゴリーごとに異なる狙い目のシーズン
- 2025年特有の市場トレンドと値引きの成功率
- 長期在庫車のリスクを避けて高品質な車を選ぶ方法


- 車買い替え10台以上
- 初代は日産シルビア
- 早い時は1年で買い替えることも
- 燃費重視も乗り心地を優先
- 3級自動車整備士
- 趣味はドライブ


- 車買い替え10台以上
- 初代は日産シルビア
- 早い時は1年で買い替えることも
- 燃費重視も乗り心地を優先
- 3級自動車整備士
- 趣味はドライブ
中古車が安くなる時期はいつ?2026年の市場を徹底分析


まずは、1年を通じて中古車市場がどのように動いているのか、その全体像を把握しましょう。
統計的なデータと私の経験を照らし合わせると、安くなる時期には明確な理由があるんです。
そこで、ここでは月ごとの相場の波や、ディーラーの裏事情まで踏み込んで解説していきますね。
4月から5月に中古車の価格下落と供給過多が起きる理由
1年の中で最も中古車が安くなりやすいのは、ズバリ4月中旬から5月にかけてです。
なぜこの時期なのか、その理由は非常にシンプルで、市場が「飽和状態」になるからなんです。
私が過去に、8台目の車としてコンパクトSUV車を探していた時も、この時期を狙うことで相場より10万円以上安く手に入れた経験があります。
そして、3月は日本国内において最大の自動車需要期ですよね。
就職や進学、転勤といったライフイベントが重なるため、新車への乗り換えが最も活発になります。
そこで、その際に発生した膨大な量の下取り車が、点検やクリーニング、名義変更の手続きを経て中古車市場の店頭に並び始めるのが、ちょうど4月頃なんです。
その一方で、3月に買い物を済ませたユーザーの動きはピタッと止まるため、「供給が最大、需要が最小」という買い手にとって最高の需給バランスが生まれます。
また、ゴールデンウィーク(GW)という大型連休も価格に影響を与えます。
GW期間中はレジャー需要で一時的に客足が戻りますが、販売店が本当に焦り出すのは「GW明け」です。
これは、連休中に売れ残った在庫に対し、販売店は長期在庫化を防ぐために思い切ったプライスダウンを断行することが多いんです。
そのため、このタイミングで、3月に流入した良質な下取り車を狙うのが、私のおすすめする必勝パターンですね。
4月〜5月に買うメリット
- 3月までの「売り手市場」が終わり、販売店が在庫処分を急ぐため価格が下がりやすい
- 下取り車が豊富で、カラーやオプションなどの希望に近い個体を見つけやすい
- ゴールデンウィーク明けは客足が鈍るため、スタッフとじっくり商談ができる
ただし注意点として、4月は自動車税の起算月でもあります。
つまり、4月1日時点で名義人となっている人に1年分の税金がかかるため、この時期の購入は「税金面での損得」も考慮する必要があります。
とはいえ、車両本体価格の下落幅が税額を上回ることがほとんどなので、やはりこの時期の優位性は揺るぎませんね。
なお、正確な情報は各自治体の税制や販売店の説明をご確認ください。
3月の決算期や9月の中間決算での値引き交渉術
「3月や9月の決算期は安い」とよく聞きますが、実はこれには少しカラクリがあるんです。
私がこれまで何度も現場を見てきて感じたのは、中古車の本体価格自体は、需要が高いためむしろ強気に設定されていることが多い、ということです。
でも、がっかりしないでください。販売店側には「利益を削ってでも販売台数を稼ぎたい」という強烈なノルマ(プレッシャー)があるため、値引き交渉の余地が年間で最も広がる時期でもあるんです。
そこで、特に狙い目なのは、メーカー系列の認定中古車販売店です。
彼らは、メーカーからの販売奨励金(リベート)がかかっているため、目標台数を達成することで大きなボーナスを得られます。
そのため、「あと1台で目標達成」という状況なら、数万円、時には十万円以上の値引きを提示してでも成約を取りに来ます。
ちなみに、ここでの私の必勝法は、「今日この場で契約するなら、総額で〇〇万円になりませんか?」という即決を前提とした具体的な提案をすることです。
中途半端に迷う素振りを見せるより、「ハンコは持ってます」という姿勢を見せる方が、営業担当者の本気を引き出しやすいですよ。
また、9月の中間決算も同様の動きを見せますが、こちらは特に輸入車ブランドに強い傾向があります。
本国の会計年度の関係で、輸入車は3月よりも9月や12月に力を入れるケースが多いため、欧州車などを狙っている方は9月を本命にするのもアリですね。
ただし、決算期の最終盤(3月末や9月末)になると、登録が間に合わず決算数字に乗らないという理由で、逆に交渉が渋くなることもあります。
理想は「決算月の2週目から3週目」に商談をまとめるスケジュール感です。
なお、最終的な判断やスケジュールの詳細は、必ず各店舗の担当者にご相談くださいね。
決算期の交渉を有利にするポイント
- ライバル店や他車種との比較を出しつつ、最後は「即決」を武器にする
- ローン契約やオプション追加を条件に、車両本体の値引きを上乗せしてもらう
- あえて夕方などの閉店に近い時間を狙い、担当者の「今日中の成約」への欲求を突く
ボーナス時期やお盆明けに見られる中古車相場の変化


夏のボーナス時期や、お盆休み前後はまた違った市場の力学が働きます。
6月や7月は、多くの企業で夏季賞与が支給されるため、消費者の財布の紐が緩みます。
そして、販売店もこれを見越して「ボーナスセール」や「サマーフェア」といった大々的なキャンペーンを仕掛けてきますが、実はここで車両価格がガクンと下がることは稀なんです。
むしろ、購買意欲の高まりに乗じて、価格設定は強気になる傾向があります。
そこで、この時期に賢く買うなら、価格そのものよりも「付加価値」に注目しましょう。
例えば、カーナビの地図更新サービスや、ボディコーティングの無料施工、あるいはドライブレコーダーのプレゼントなど、普段は有料のオプションをサービスしてもらう交渉が通りやすいです。
また、低金利キャンペーンが実施されることも多いため、ローンを利用する場合は支払総額でメリットが出るか計算してみてください。
その一方で、私が隠れた狙い目として注目しているのが「お盆明けの8月後半」です。
猛暑で外出を控える人が増え、さらにお盆休み明けで出費を抑えたいという心理が働くため、中古車店への客足は一時的に冷え込みます。
しかし、販売店側は9月の中間決算に向けて在庫を回転させたい時期。
そのため、お盆休み中に売れ残った「鮮度の落ちた在庫」に対して、大幅な価格改定が行われるのがこのタイミングなんです。
お盆前に目をつけていた車が、休み明けに「商談中」になっていなければ、強気の交渉を仕掛けるチャンスですよ。
| 時期 | 価格の安さ | 交渉のしやすさ | 特徴・狙い目の理由 |
|---|---|---|---|
| 1月〜3月 | △(高騰) | ◎(決算) | 3月の決算に向けて値引き額が最大化しやすい |
| 4月〜5月 | ◎(底値) | ○(閑散) | 需要が激減し、下取り車が溢れるため最安値圏 |
| 6月〜7月 | △(強気) | △(通常) | ボーナス需要で賑わうが、オプションサービスが充実 |
| 8月後半 | ○(下落) | ○(期待) | お盆明けの客足減を狙った在庫処分が始まる |
| 9月 | ○(調整) | ◎(決算) | 中間決算のため、3月に次ぐ値引きのチャンス |
| 12月 | ◎(処分) | ○(年越) | 「年式落ち」を嫌う販売店が売り尽くしを急ぐ |
1月の年式落ちや初売りセールで安く購入するコツ
年が明けた1月1日、中古車市場には物理的な変化が訪れます。それが「年式落ち」という現象です。
これは非常にシンプルで、12月31日まで「3年落ち」として販売されていた車が、カレンダーが1枚めくれた瞬間に「4年落ち」として扱われるようになることです。
もっとも、車のコンディション自体は1日で変わるわけではありませんが、中古車の査定基準においては、登録年が1年古くなることのインパクトは絶大なんです。
特に、登録から3年目や5年目といった「車検の節目」を跨ぐ年式落ちの場合、市場価格がガクンと修正されることがあります。
そのため、高年式の新しい中古車を狙っている人にとっては、この1月の年式落ち直後は、昨日まで高値で手が出なかった個体が予算内に収まってくる絶好のチャンスになります。
ちなみに、私が過去にこうした車を狙っていた際も、12月に交渉していた価格から1月の初売りで一気に8万円も下がったことがあり、年式更新の威力を肌で感じましたね。
また、1月上旬に開催される「初売りセール」も見逃せません。
これは単なるお祭り騒ぎではなく、販売店にとっては3月の最大繁忙期に向けて「勢いをつける」ための重要なイベントです。
それと、この時には集客用の「目玉車」として、利益度外視の価格設定がなされた車両が並ぶこともあります。
ただし、これらは争奪戦になることが多く、いわゆる「おとり広告」に近いケース(既に売約済みなど)も稀にあるため、事前準備が欠かせません。
そこで、狙うなら「1月1日のサイト更新」をチェックし、営業開始日に一番乗りするくらいの気合が必要かなと思います。
なお、初売りセールの詳細な条件などは公式サイトや広告をしっかり確認してくださいね。
1月に安く買うための3ヶ条
- 「年式が1年古くなった」ことを理由に、在庫車の値引きを迫る
- 初売り限定の成約特典(ドラレコ、スタッドレスタイヤ等)を最大限活用する
- 12月末から候補車を絞り込み、年明けの価格改定を虎視眈々と待つ
モデルチェンジ直後や車検サイクルから買い時を探す
これまで解説してきた「月」の要因とは別に、特定の車種の価格を大きく動かすのがフルモデルチェンジの存在です。
新型が登場すると、これまでの最新型は「旧型」となり、ステータス性が失われるため相場が下がります。
しかし、私が長年の経験から学んだのは、「新型が発売された瞬間が最安値ではない」ということです。
そこで、本当の買い時は、新型のデリバリーが本格化し、旧型から乗り換えたユーザーの下取り車が中古車市場に出揃う「発売から3ヶ月〜6ヶ月後」です。
このタイムラグがあることを知らないと、新型発表直後の高値で旧型を掴んでしまうことになりかねません。
例えば、トヨタのアルファードのように超人気車種の場合、新型の納期が長引くと、逆に旧型の中古車相場が高騰するという逆転現象も起きます。
そのため、自分が狙っている車の納期状況をSNSやニュースサイトでチェックしておくことが、賢い買い時を見極めるコツなんです。
さらに、新車登録からの「車検サイクル」も供給量に影響を与えます。
日本では3年、5年、7年という車検のタイミングで車を手放す人が非常に多いです。
特に5年目は、メーカー保証が切れる時期とも重なるため、大量の良質なワンオーナー車が市場に放出されます。
このように、その車種の「新車発売から5年後」の時期は、中古車市場での選択肢が爆発的に増え、価格競争が起きるため、非常に狙い目ですよ。
さらに、自分の狙っている車がいつ発売されたモデルなのか、一度Wikipediaなどで初登場時期を調べてみるのがおすすめです。
なお、正確な諸元や発売時期はメーカー公式サイト等で改めてご確認くださいね。
モデルチェンジによる相場下落のメカニズム
- 新型発表:期待感から旧型の手放し検討者が増え、市場の動きが活発になる
- 新型発売:ごく一部の愛好家が乗り換えるが、市場供給量はまだ少ない
- 発売3ヶ月〜半年:【狙い目】下取り車が市場に溢れ、在庫過多により価格が下落する
- マイナーチェンジ:フルモデルチェンジほどではないが、前期モデルの価格が調整される



中古車市場は4月から5月に供給過多で底値を迎えますが、決算期の3月や9月は値引きで実質安く買えるのが特徴です。2026年は供給安定により1月の年式落ちやモデルチェンジ後の下落も狙い目。カレンダーの波を理解することが、賢い購入への第一歩ですよ。
中古車が安くなる時期を逃さず最適な一台を買う方法


安くなる時期という「知識」を、どうやって「実際の購入」に結びつけるか。
そこで、ここでは、さらに踏み込んだ実践的なテクニックをお話しします。
2026年の特殊な事情も含めて、私が今買うならこう動くというポイントをまとめました。
軽自動車やSUVなど車種カテゴリー別の安い時期
実は、中古車が安くなる時期は車種のカテゴリーによって微妙にズレがあるんです。
私はこれまでミニバンからスポーツカーまで幅広く乗ってきましたが、「需要と季節が逆行する瞬間」こそが最大のチャンスだと確信しています。
例えば、軽自動車やコンパクトカー。これらは「新生活」という明確な目的で3月に買われるため、4月に入った瞬間に需要が蒸発します。
販売店は3月に売り切れなかった「届出済未使用車」を抱えており、これを処分するために4月〜5月は大幅な値引きや価格改定が行われます。
その一方で、SUVや4WDといった車種は、冬場の雪道需要に向けて秋口から相場が上がり始めます。
逆に、レジャーシーズンが終わる「春から初夏」にかけては需要が落ち着くため、この時期に冬の準備を先回りして行うのが、私のような車好きの常套手段です。
さらに、極端なのがオープンカーですね。春から夏にかけてのドライブシーズンは、黙っていても売れるため価格は最高値圏。
しかし、北風が吹き荒れる12月から2月にかけては、誰も屋根を開けて走ろうと思わないため、驚くほど相場が冷え込みます。
そこで、季節の裏をかいて、みんなが欲しがらない時期に動く。これがトータルコストを抑える秘訣かなと思います。
カテゴリー別・価格変動の傾向
- ミニバン:お盆や正月などの「帰省シーズン」直前は需要が集中し、価格が高騰しやすいです。
- スポーツカー:春のドライブシーズンに相場が上がる傾向。冬場の閑散期が狙い目です。
- セダン:法人利用が多い車種は、3月・9月の決算期にリースアップ車両が大量に出て安くなることがあります。
登録済未使用車が市場に大量流入するタイミングとは
新車同等のコンディションを、中古車価格で手に入れたい。そんな欲張りな願いを叶えてくれるのが「登録済未使用車(軽自動車は届出済未使用車)」です。
これは、ディーラーが販売目標(ノルマ)を達成するために、自社名義でナンバー登録だけを行った、公道をほぼ走っていない車のこと。
そして、これが市場に一気に放出される魔法のタイミングがあり、それが決算明けの「4月」と「10月」なんです。
3月の年度末決算、9月の中間決算において、ディーラーは1台でも多くの販売実績を作るために、必死に自社登録を行います。
しかし、登録しただけでは現金化されず、在庫として残ってしまう。
そこで、決算が終わった直後の4月1日や10月1日から、これら未使用車を扱う専門店や、オークションを通じて一般の中古車店に「未使用車」として大量に並び始めます。
この未使用車、新車価格から10%〜20%、軽自動車なら20万円以上も安い価格設定になることがあり、オプションや色に強いこだわりがなければ、間違いなく「最もコスパが良い買い方」の一つだと言えるでしょう。
ただし、未使用車には注意点もあります。すでにナンバー登録されているため、次にあなたが買う時は「2オーナー目」という扱いになります。(実質1人目ですが書類上は2人目)
また、車検の有効期限も登録日からカウントされているため、新車より数ヶ月短くなっていることがほとんどです。
そのため、こうした細かいデメリットを許容できるのであれば、4月と10月の未使用車争奪戦に参加する価値は十二分にありますよ。
人気車種は本当に一瞬で売れてしまうので、カーセンサーなどの新着通知機能をフル活用して、見つけたらすぐに電話するのが鉄則です。
成功率8割の値引き交渉でトータル費用を抑える戦略


昨年(2025年)の中古車市場において、大きなニュースがあります。
それは、中古車購入時の値引き交渉の成功率が、驚異の8割を超えているというデータが出ていることです。
数年前のような「中古車バブル(品不足による高騰)」が落ち着き、新車の供給が安定したことで、中古車店は「売る努力」をしなければならない状況に戻りました。
つまり、今の時代、表示価格のまま買うのは正直もったいないんです。
そこで、私が10台以上の買い替えで培った、嫌味にならず、かつ効果的な交渉術をお教えします。
まずは「支払総額での端数切り」です。「153万8千円」という見積もりが出たら、「端数を切って150万円ピッタリなら、今すぐハンコを押します」と、具体的な条件を提示します。
販売店も、あと数万円引けば確実に1台売れるという状況なら、社内決裁を通しやすくなるんです。
次に有効なのが、「他店との比較」。
ただし、「あっちの店はもっと安い」と言うだけでは、あまりインパクトがありません。
「あっちの店と迷っている。あちらはタイヤが新品なんだけど、こちらの店でタイヤを新品にしてくれたらこっちで決める」といった、具体的なプラスアルファの要求をすることです。
また、交渉を有利に進めるためには、自分の現在の愛車を「いかに高く売るか」も重要。
下取り価格が低ければ、いくら中古車の値引きを勝ち取ってもトータルでは損をしてしまいますから。
ちなみに、私はいつも、中古車店での下取り査定に加えて、買取専門店での査定も受けて比較するようにしています。
このように、トータルでいくら安くなったか、という視点を忘れないようにしたいですね。
それと、交渉の成功を保証するものではありませんが、誠実かつ熱意を持って交渉に臨めば、8割という高い壁もきっと越えられるはずです。
なお、具体的な値引き額は、車両の状態や店舗の経営方針によって異なるため、まずは気軽な相談から始めてみるのがいいかなと思います。
値引き交渉でチェックすべき3つのポイント
- 車両本体価格だけでなく、諸費用(納車費用、登録代行費用など)に不明瞭な項目がないか
- 無理な値引きを要求しすぎて、納車前の整備内容を削られないよう注意する
- ローンを組む場合は、金利を含めた「総支払額」でメリットがあるかを判断する
長期在庫車や水没車のリスクを避け安い時期に買うコツ
「中古車が安くなる時期」に潜んでいる最大の罠、それは「安さには必ず理由がある」ということです。
特に4月や5月、あるいは8月後半の閑散期に、相場より明らかに安い価格で放置されている車両は、3月の繁忙期に売れ残った「長期在庫車」である可能性が高いです。
車は適度に動かしてこそ調子を維持できる機械ですから、数ヶ月も展示場に置かれっぱなしだと、バッテリーの自己放電が進んだり、ガソリンが酸化したりと、目に見えない劣化が進んでいることがあります。
そこで、長期在庫車を掴まないための私のチェック方法は、まず「タイヤの製造年週」を見ることです。
あまりにも古いタイヤがついている場合は、前オーナーから引き取ってから相当な時間が経っているサイン。
また、ブレーキディスクの錆が深くなっていないか、エンジンをかけた時に一発でスムーズに始動するか、異音がしないかを入念に確認します。
ちなみに、あえて長期在庫車を狙って、「これだけ長く置いてあるんだからもっと安くしてよ」と交渉材料にするのも一つの手。
ですが、その場合は納車時に消耗品(オイル、バッテリー、ワイパー等)をすべて新品に交換することを条件にするべきです。
さらに恐ろしいのが、秋の台風シーズン後に紛れ込む「水没車」や、降雪地帯で塩害を受けた「下回り錆だらけ」の車両です。
これらは、クリーニングで外見を綺麗に整えてしまえば、素人目には判別が困難です。
そのため、私は必ずシートを限界まで引き出してシートレールの奥を鏡でチェックしたり、トランクのスペアタイヤが入るスペース(パン)に泥の跡や錆がないかを確認するようにしています。
このように、少しでも怪しいと感じたら、その店での購入は見送る勇気も必要です。
それと、第三者機関による車両状態証明書(AISやJAAIなど)が発行されている車を選ぶことが、最も確実な自衛策と言えるでしょう。
なお、安全に関わる部分ですので、最終的な判断は専門家に依頼することをおすすめします。
要注意!格安中古車の危険信号
- 車内の臭いがカビ臭い、または芳香剤の匂いが異常に強い(浸水の隠蔽の可能性)
- エンジンルームのネジ頭が錆びている、またはアルミパーツが白く粉を吹いている
- 整備記録簿が紛失しており、過去のメンテナンス履歴が全く不明
2026年の円安や輸出需要が中古車相場に及ぼす影響
2026年の中古車市場を読み解く上で、避けて通れないのが為替の影響です。
現在のような円安基調が続いていると、海外のバイヤーにとって日本のオークション市場は「宝の山」に見えています。
かつては国内の季節要因だけで動いていた相場が、今では「パキスタンでこの車種の輸入規制が緩和されたから、日本で価格が高騰する」といった、グローバルな影響を強く受けるようになっているんです。
特に、輸出需要が旺盛なトヨタのランドクルーザーやハイエース、ハリアー、スバルのスポーツカー。
これらの車種は、国内で「安くなる時期」と言われる4月や5月であっても、海外バイヤーとの競り合いによって価格が全く下がらない、どころか上がってしまうことさえあります。
そのため、こうした「輸出銘柄」の車を狙っている方は、国内のカレンダーを気にするよりも、為替レートや各国の関税ニュースに敏感になる必要がありますよ。
逆に言えば、輸出需要が少ない「普通の軽自動車」や「国内専用のミニバン」などは、依然として国内の季節要因に従って価格が変動するため、時期を選んで安く買う戦略が有効です。
(出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会『中古車統計データ』)
また、こうした公的データを確認すると、年間の取引台数の推移が分かりますが、2025年は新車供給が完全に回復したことで、中古車市場への流入量自体は安定しています。
そして、2026年に入っても円安による輸出圧力はありますが、全体としては「急いで買わなくても在庫は補充される」という買い手に有利な局面が続いています。
それと、為替の動向に一喜一憂しすぎる必要はありませんが、リセールバリューを重視して車を選ぶなら、世界的に人気のある車種を時期を問わずに「良い出物があれば買う」というスタンスも重要かなと思います。
なお、今後の経済情勢については専門家の予測なども参考にしてみてくださいね。
まとめ:賢く選ぶための中古車が安くなる時期を選ぶ
ここまで、車愛好家としての私の視点から、中古車が安くなる時期についてかなり詳しくお話ししてきました。
最後に、結局いつ、どうやって買うのが正解なのか、私なりの結論をまとめますね。
もしあなたが、特定の車種にこだわりがなく、とにかく1円でも安く、コストパフォーマンスを最優先したいのであれば、「5月の大型連休明け」にコンパクトカーや軽自動車を狙うのがベストな選択です。
逆に、多少高くても納得のいく装備や色の一台を、大きな値引きというお得感と共に手に入れたいのであれば、「3月や9月の決算期」に勝負をかけるのが後悔しない選び方になるでしょう。
中古車選びは、一期一会の出会いです。時期を見極める知識を持つことは大切ですが、その知識に縛られすぎて、目の前にある「本当にコンディションが良い奇跡の一台」を逃してしまっては本末転倒です。
私はいつも、この時期の知識を「武器」として持ちつつも、最後は「この車を愛せるかどうか」という直感を大切にしています。
そこで、この記事が、あなたの2026年のカーライフをより豊かにする、最高の一台との出会いの助けになれば、これほど嬉しいことはありませんよ。
なお、詳細な購入手続きや最新の在庫状況については、必ず各販売店の公式サイト等で最新情報をご確認くださいね。
本記事の重要ポイントおさらい
- 4月〜5月は「需要と供給」のギャップで価格の底値になりやすい
- 3月・9月は「値引き」の成功率が最も高まる時期
- 未使用車を狙うなら決算翌月の4月・10月が放出タイミング
- 2026年は買い手市場。成功率8割の値引き交渉に積極的に挑む
- 「安さの理由」を疑い、長期在庫や修復歴のチェックを怠らない



安くなる時期に加え、車種別詳細や2026年の市場背景を活かす戦略が重要。未使用車の放出や交渉術を駆使し、長期在庫を避け高品質な一台を賢く入手するのが、10台以上乗り継いだ私の推奨する買い方です。この知識が納得のいく愛車探しを強力に支えますよ。
※本レポートの内容は、2026年の市場予測および一般的な中古車販売の統計データに基づいています。実際の相場や値引き額は、地域や店舗、車両の状態によって大きく異なります。購入前には必ず実車を確認し、信頼できる販売店と相談した上で、自己責任で判断を行ってください。正確な情報は各メーカーや公的機関の公式サイトをご確認ください。

